Heroine AnthemⅠ&Ⅱで語られなかった生命の樹・トラシル&セブンシンズの謎の続きがようやく解明される。
数千年前、世界の中心に聳え立つ、人類と精霊の故郷であった生命の樹・トラシルが、一体何の原因で破滅の道を進むことになり、緑溢れる美しい樹海が不気味で薄暗いロングホルンの森に変貌したのか?
物語は、森の番人である少年、ワインと、流浪の旅を続けるネコ少女、シャマの二人が、赤目の魔女と運命の出会いを果たすところから始まる……
また、サーレム人と精霊のそれぞれの起源、人魚化の悲しき伝説の由来も、この物語の中で明かされる。
Heroine Anthem Zeroは、2003年に発売された『Heroine Anthem』シリーズの『Heroine AnthemⅡ』以来の最新作となる。ウィンド・サンダースタジオ[Windthuder Studio]は再び悲しくも美しい物語で、新たな感動をお届けします。
ウザートの森の番人。円盾に合わせ片手斧や片手剣を持つ戦士。里で一番のいたずら好きでよく里の規則を破るため、大人たちが常に頭を悩ませている。
誰よりも素早い動きをするが、実はまったくのかなづちで、仲間たちにからかわれる弱みとなっている。妹のナイルは、小さい頃家族みんなで湖へ遊びに行くときも一人家に残って剣の稽古をしていたから、剣術がすごく上達したんだよとよく冗談を言っている。
幼い頃に両親を亡くしたため、妹のナイル、妖精モモリアといっしょに祖母のトーマに育てられた。工芸家としての父親の才能を受け継いだワインは、何か嫌なことがあると、父親が残したアトリエにこもり、ひたすら作業に集中する。甲高い鍛冶の槌音を聞いていると、不思議と安らぎをもたらしてくれるのだろう。
ナイルのことをとても可愛がっており、彼女のためなら、どんな困難にも立ち向かっていく……
あだ名はモモ。ワインとは小さい頃からの幼馴染だが、実年齢は不明。ワインが生まれた時には、すでにサリム家にいたため、ワインにとっては姉のような存在になっている。
ワインとはよくふざけ合うが、言葉遣いがとにかく下品。仕草や表情もがさつで、可愛いはずの妖精がこんな性格になってしまったのはもしかしたらウザートの水に問題があるのではないかと実しやかにささやかれている。うわさでは幼少期には毛虫の姿をしていたが、後に羽化して今の姿に変わったらしい。そのため、もう一つのあだ名は「毛虫っち」だが、その名で呼ばれるとすぐ頭に血が上るらしい。
ウザートでは有名な酒好きで、ペクトラル酒場オーナーのハバは、彼女のために特製ジョッキの「酒風呂」をメニューに加えたほど。体の小さいモモリアは全身をビールに浸らせて極上の幸福感に包まれる……
ウザートの西南にある里、アザから来たと自称するゴアールのネコ少女。なぜか盗みのスキルを身につけており、鍵開けの腕も一流。
食事の量は驚くほど多い。綺麗好きな性格。何の目的でウザートへ来たのかは分からないが、大きな胸が目立たないように常に布でグルグルに縛り、男のふりをしている。
何事も慎重に行動するというのが今まで生きてこられた教訓なのだが、お茶目で生まれつき天然の彼女は、大事なときに限っていつもボロを出してしまうことに気づいていない……
ワインの実の妹で、ウザートの羊飼い。思いやりがあり、面倒見も良い性格の持ち主。満天の星空を見ることが大好きで、美しいシーラットの伝説に憧れている、里で一番の美少女。
小さい頃に両親を亡くし、兄のワインと共に祖母のトーマに育てられる。
シーラットの伝説やウザートの歴史に詳しい彼女は、60年に一度の天舟祭の聖女に選ばれ、ウザートを代表し、王都アンゴラへ向かうことに。その旅路は、家族のことを第一に考える心優しい羊飼いの初めての遠出となる……
アンゴラの王都──フサルハイムから来た貴族。ヨツレヘム家とサリム家はともに名門の工芸師であるため、その関係でワインと知り合い、のちに親友となる。
騎士道精神に憧れるジョシュアは、戦闘訓練を誰よりも熱心に励んできたため、様々な戦闘技術を身につけている。その武芸の深さから、ワインにはアンゴラの星と呼ばれている。
60年に一度の天舟祭の聖女を護衛する儀礼官に任命されたため、聖女のいるウザートへと向かった。
しかし、フサルハイムから西のウザートへ向かう道中、不吉な噂を耳にする……
ウザートの森の番人の十人隊長の一人。服装のセンスがすこし変わっているが、ベイカー隊と呼ばれる遊撃隊を率い、サンセットバレーの森からロングホルンの樹海の辺境一帯を守っている。
いつも大きなアックスを担ぎ、爪楊枝を口に咥えている。真面目な性格で、仲間から厚い信頼を寄せられている。リーダーでありながらも気さくで、恐妻家なところをよく隊員たちにからかわれるが、危険な事態に直面すると、いつも逞しく勇敢な一面を見せる。
愛おしい妻、リエラとの付き合い方は非常に独特だ言える。本人によると、自分の言動すべてが妻のことをとても「大事にしている」証だそうだが、周りの人からは「怯えている」ようにしか見えない……
ただ、みんなは決してこのことを本人の前では言わない。それはたぶん、落ちこむリーダーの姿を見るに堪えないからであろう……
ウザートの森の番人の十人隊長の一人で、ベイカーの妻である。筋骨隆々とした逞しい体を持っているため、ワインやオレゴンたちはこっそりプライベートで「鬼嫁」と呼んでいる。その名の通り、鬼のような破壊力を持ち、基本的に彼女より力の強い男はいない。うわさでは、彼女は神々さえも怯える実力を持っており、今は森の番人の東塔の守備を任されている。
怪力無双の彼女は、キレると人の話を聞かなくなり、破壊力もさらにエスカレートするが、実は純粋で夢見がちな乙女心の持ち主。いつかナイルのような天舟聖女になることを夢見ている。そのための自己訓練も行ってきたが、いつの間にか努力の方向がずれてしまったようだ……
ベイカーとの馴初めは様々な説があるが、一番広まっているのは、リエラがベイカーを誘拐し無理やり自分のものにしたという説だろう。しかし、二人に共通する独特な服装のセンスからして、真相は案外単純なものなのかもしれない……
ベイカー隊のメンバーの一員。ガタイが良く、巨大なハンマーも自由に振り回す、戦闘中に爆発的な破壊力を発揮できる戦士。
細かいことにはあまり拘らず、豪放な性格の持ち主。よく酒好きのモモリアと一緒に潰れるまで飲み続けた後に、いつも一緒に怒られる。
ワインと同い年とは思えないほどの老け顔。巷の噂では、両頬に入れてある青い線状の刺青を、両目と見間違えられたこともあるとか……
ウザートの長老。若い頃は勇猛果敢な戦士として、数々の戦いで輝かしい功績を残してきたが、今は里のリーダーとして先頭に立ち、里全体でアンゴラの西の辺境を守る使命を果たしている。
威厳があり、常に冷静な判断を下すアイギスは、昔戦士だった経験から、里の長老になった今でも賞罰をはっきりさせるという方針を貫いているが、心優しく慈悲深い一面もある。両親を亡くしたワインには特に肩入れし、サリム家にとって大きな支えとなっている。
普段からあまり笑わず、人からの質問に対しても真正面から答えないアイギスだが、なぜかやんちゃで有名なモモリアのことをとても可愛がっている。その感情の見えない顔の裏には、何か大きな秘密が隠されているのかもしれない……
ワインとナイルの両親が亡くなったあと二人を引き取り、女手一つで育ててきた祖母。穏やかで優しい性格の持ち主。よく二人に生命の樹に関する言い伝えや人魚の伝説の話をする。
ワインとナイルの二人にとっては何者にも代えがたい大事な家族である。
クールな外見で、言葉を惜しみ、殆どしゃべらない。何事にも動じない性格。彼女に関することすべてが謎に包まれている。
唯一知られているのは、彼女の正体は永きにわたりロングホルンの森に潜む赤目の魔女だということだけ。
子供の血を飲んで若さを保ち、水獣を操って戦士の死骸や魂を喰らい、ケモノと情交する赤目の魔女。真白な九尾のディアウルフに跨り、樹海を自由に移動し、手下の毒蜘蛛や人食い花などの魔物を使って、勝手に禁地に入る者を狩り殺すなど様々な噂がまことしやかに語られる……
台湾の作曲家。音楽プロデューサー。音響監督。独学でギターを勉強し、1981年に台北に移住。たまたま友達の部屋で当時発明されたばかりのMIDIを目にし、そのときからMIDIに対して大変興味を抱いた。1987年にYAMAHAに入社し、MIDI楽器の販売を始める。1992年に、LAPCC広告会社に入社し、広告音楽制作など作曲家としての活動を始める。2011年、華亜国際音楽を創立し、映画やテレビ番組の音楽制作チームをリードしている。現在も同社に在籍。
大阪府八尾市出身。血液型O型。91年に雑誌「ザ・デビュー」の誌上オーディションで優勝し、キティレコードと契約、本格的にプロの音楽活動を始める。92年フジテレビアニメ「らんま1/2」エンディングテーマ「虹と太陽の丘」を作詞作曲、同曲でCDデビューを果たす。97年より自宅のプライベートスタジオを中心に、作曲活動を展開。テレビやラジオのCM音楽制作を手がけ、過去に二度のACC賞を受賞。サウンドトラック、ミュージカルやダンス公演等の舞台音楽も手がける。 04年に和楽器を取り入れた和風ミクスチャーポップスバンド和来《にぎらい》を結成。お祭りや地元のイベントに出演する傍ら、自ら企画するコンサート活動を展開する。
水瓶座。A型。シンガー&ダンサー。3歳の頃よりバレエをはじめ、4歳でピアノを始める。様々なジャンルのダンスを踊り、様々なジャンルの歌を歌う。ミュージカルやダンス公演、音楽イベントなど出演した舞台は数多い。またテーマソングやCMソングなど参加したCDも数多い。和風ミクスチャーバンド「にぎらい」では歌と踊りを担当。2004年にJAXA(宇宙航空研究開発機構)の音楽コンテストで審査委員特別賞を受賞。
クラシックギターを木村恵一、小川和隆に師事。また師である10弦ギタリスト小川和隆の影響を受け10弦ギターでの演奏を開始。ジャズギター、音楽理論を天野丘に師事。
クラシックギターの奏法を軸に様々なジャンルのアーティストと共演し、今までに数多くのレコーディングやライブに参加。また他のクラシックギタリストにはない独創的なオリジナルアレンジや自作曲を演奏するコンサートは定評がある。また作曲家、アレンジャーとして映画音楽をはじめゲーム等各方面に曲を提供し、ジャンルにとらわれない幅広い活動を展開している。
14歳からエレクトリック・ベースを始める。10代はハードロック・ヘヴィメタル等を中心に演奏するも、22歳でフレットレスベーシストの永井敏巳氏に出会い師事。以後プログレッシブ・ロック、ロックフュージョンを中心にポップスのサポートやレコーディング、セッションワーク等幅広く活動する。
現在レギュラーで活動している、黒沢ダイスケProgressiveBandではオリジナルのプログレ曲を演奏し、老若男女問わず幅広い層から支持され人気を博している。また、自身の在籍するHanumanというバンドではタイ王国のロックをカバーし現地で広く支持され、毎年タイツアーを敢行している。
また、作曲家としてゲーム音楽を中心にスマートフォン用アプリ、遊技機向けに幅広いジャンルの楽曲を提供している。