ウザートの森の番人。円盾に合わせ片手斧や片手剣を持つ戦士。里で一番のいたずら好きでよく里の規則を破るため、大人たちが常に頭を悩ませている。
誰よりも素早い動きをするが、実はまったくのかなづちで、仲間たちにからかわれる弱みとなっている。妹のナイルは、小さい頃家族みんなで湖へ遊びに行くときも一人家に残って剣の稽古をしていたから、剣術がすごく上達したんだよとよく冗談を言っている。
幼い頃に両親を亡くしたため、妹のナイル、妖精モモリアといっしょに祖母のトーマに育てられた。工芸家としての父親の才能を受け継いだワインは、何か嫌なことがあると、父親が残したアトリエにこもり、ひたすら作業に集中する。甲高い鍛冶の槌音を聞いていると、不思議と安らぎをもたらしてくれるのだろう。
ナイルのことをとても可愛がっており、彼女のためなら、どんな困難にも立ち向かっていく……